強制ロスカット

強制ロスカットルール

証拠金維持率がロスカットレベルを割り込んでいること、または毎営業日の午前6時(米国夏時間適用時は午前5時)から 営業日終了の間に、証拠金維持率が100%を割り込んでいることを当社システムで検知した場合には、強制ロスカットが発動し、 自動的にすべての建玉を決済し、発注済みの注文もすべて取消します。
ロスカットレベルは、法人口座を除き、マイページ「登録情報・各種設定」の「取引設定」画面で、証拠金維持率50%または100%に設定できます。
2023年10月以降口座開設されたお客さまのロスカットレベルの初期値は「50%」に設定されています。
50%から100%に変更する場合は、すべての建玉を決済し、かつ発注済の注文を取消す必要があります。
100%から50%に変更する場合は、上記決済および取消しの実行は不要です。

証拠金維持率

「口座清算価値に対する維持証拠金の割合」のことです。

証拠金維持率の画面

スマホアプリのメニュー画面上の表示例

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率(%)

口座清算価値
 ( 口座資産 + 評価損益 - 出金依頼金額 ) 

維持証拠金

× 100

強制ロスカットが
発動される例

ロスカットレベルを100%に設定している場合で、5万円入金し、ドル/円10,000ドルを100円で買ったところ、相場が予想に反して1円4.2銭(98.958円)下落しました。これにより10,420円の評価損が発生し、口座清算価値は39,580円です。
このときの維持証拠金が39,583円(10,000ドル ÷ 25倍 ☓ 98.958円)となり、証拠金維持率が100%を下回るため、強制ロスカットが自動的に発動されます。

強制ロスカットが発動されると、保有している建玉が強制的に決済され、口座清算価値の額※だけが残ります。相場状況によっては、不足金が発生する可能性があります。

なお、強制ロスカットが発動される評価レート等の確認には「シミュレーション」をご活用ください。
※スワップポイントやスプレッドは考慮していません。

強制ロスカットに関する注意点

強制ロスカットはお客さまの損失拡大を防ぐための制度ですが、証拠金維持率がロスカットレベルを割り込んでいることを当社システムで検知した時点での約定や、その損失額を保証するものではありません。
市場流動性の枯渇やシステム障害等により想定されたとおりのタイミングで強制ロスカットが行われなかった場合には、想定以上の損失が発生したり、預かった金額以上の損失が発生することがあります。
売・買いずれかの建玉数量の合計が1百万通貨を超える建玉を保有している通貨ペアの強制ロスカット時の約定価格には、マークアップした価格が適用されます。マークアップの額は取引要綱でご確認ください。