通貨レポート

ZAR 南アフリカランド
南アフリカ共和国は1996年に、金融政策・貿易の自由化、財政赤字の削減、投資インセンティブの導入、公営企業の民営化、賃金上昇緩和による雇用の拡大、為替管理の段階的緩和などを掲げたマクロ経済戦略 (GEAR) を策定し、以後、自由化による経済成長戦略を標榜しています。現在ではサハラ以南のアフリカ全体のGDPの約4割を占めるほどになり、アフリカ経済を牽引する役割を担っています。
国土面積 |
1,221 (千平方q) |
日本の約3.2倍 |
|---|---|---|
人口 |
48,832 (千人) |
2008年 (統計局推定) |
GDP総額(名目) |
2,834 (億ドル) |
2007年 |
実質GDP成長率 |
5.4% |
2006年 |
経営収支 |
▲206 (億ドル) |
2007年 |
貿易収支 |
▲57 (億ドル) |
2007年 |
外貨準備高 |
296 (億ドル) |
2007年 |
<2009年3月11日現在>
世界一の埋蔵量および生産量を誇る金を筆頭にダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、石炭、銅、クロム、マンガン、石綿などまさに大鉱産資源国家です。しかし国内経済のGDP部門別内訳を見ると、農業2.7%、鉱工業30.9%、サービス業66.4%と第三次産業の割合が増え、意外にも鉱業の比率が減少を続けています。しかし貿易収支を見ると、依然として鉱物資源輸出が高く、南アフリカランドの為替レートと金レートがよく似た動きをする要因となっているようです。
【為替相場の推移】

ランド円(月足)
2001年末には世界的な景気後退に伴い、1ランド10円を割れる円高局面がありましたが、2003年以降は資源国通貨である南アフリカランドへの期待や世界的な景気回復の動きを受け、2006年には19円を回復しました。2007年以降は世界的な金融不安を背景に円高へ転じ、一時は1ランド8円割れの局面も見られるなど、変動率の高い動きを見せています。

南アフリカ準備銀行
南アフリカで日本銀行に相当する機関で、南アフリカ準備銀行 (SARB) と呼称。SARBでは偶数月ごとの中旬に政策金利の見直しを行なっています。南アフリカ政府はインフレターゲットを3.0〜6.0%に設定しています。インフレターゲットとは、物価上昇率の目標値を決めて、実際の物価上昇率がその水準内に近づくように金融緩和を行なう方式です。つまり、インフレ率がこの数値を超えると政策金利を上げる局面、この数値を下回ると政策金利を下げる局面ということになります。

南アフリカ準備銀行は憲法の規定によって、政策運営における政府からの独立性が保障されています。「金融安定の実現とその維持」を目的とし、金融政策の立案と実行、政府への銀行サービスの提供、経済統計の作成、通貨制度と銀行制度の管理などを行なっています。
準備銀行はインフレターゲットを導入しており、消費者物価指数(CPI)からモーゲージ金利を除いた「CPIX」をターゲットとし、財務省との合意により定められています。
通貨ペア |
日本語表記 |
|---|---|
ZAR/JPY |
南アフリカランド/日本円 |
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