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外貨に投資する金融商品として、よく知られているのが外貨預金です。外貨預金の仕組みは国内の円預金と同じですが、国内の預金と大きく違うのは、為替変動の影響を受けるということ。また、他の外貨商品よりも為替手数料が比較的高くなっています。
一方、FXは為替手数料が銀行どに比べて安く、手数料無料のFX取引業者もあり、外貨預金に比べるとコストの面で有利になっています。
例えば外貨預金では為替手数料が片道1米ドルあたり1円だとすると、往復の手数料を考えて、2円以上米ドルが値上がりしない限り、為替差益が出ないことになります。
ところがFXでは、為替手数料が無料の場合には、思った方向に米ドルのレートが数銭動いた時点で為替差益を得ることが可能になります。このように、わずかな為替レートの動きでも利益を得やすい点から、FXは外貨預金より有利といわれています。
また、FXは、元手の数10倍の取引ができることが、ひとつの特徴となっています。そのため、他の商品と比べると、為替の変動による利益や受け取れるスワップ金利が同じ投資資金の元手の数10倍になることがありますが、逆に、損失が数10倍になることもあります。ここがFXの最大の魅力であり、同時に最大のリスクともなっています。
【外貨預金とFXの比較】
外貨預金 |
FX (外国為替証拠金取引) |
|
|---|---|---|
特徴 |
外貨建ての預金であり、元手と同額 (レバレッジ1倍) の普通預金と定期預金がある。 |
元手の25倍までの外貨取引ができる。レバレッジにより利益も損失も比例して大きくなる。 |
取扱金融機関 |
銀行 |
一部の銀行、外国為替専門業者、証券会社、商品先物業者など |
最低投資金額 |
・普通預金:1千円程度 |
米ドルの取引で約4万円〜 |
取引手数料 |
1円が主流 |
0〜5銭以下が主流 |
換金性 |
・普通預金:金融機関の営業時間内であればいつでも換金できる |
いつでも換金できる |
取扱通貨 |
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、カナダドルなど |
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフランなどの他、南アフリカランドなど種類は多い |
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「外国為替証拠金取引」 (FX) は、"証拠金"を使っての取引です。
私たちはモノを手に入れようとした場合、一般的にはそのモノの価値と同額のお金を支払います。外貨預金の場合も同様です。外貨預金は、日本円を支払い米ドルの現物を購入することに相当します。
ところが、FXで必要とされるのは、"取引をするための証拠金"です。その金額は、取引金額の数%から数10%程度でも可能です。また、思惑とは違った方向に為替レートが動き、損失が大きくなって証拠金がある一定額まで減少すると、「ロスカット」になり、持っているポジションが自動的に決済されることもFXの特徴となっています。
金融商品としては、FXのほか、商品先物や株の信用取引でも"証拠金"による取引が行われています。しかし、商品先物や株の信用取引ではFXのようなロスカットルールはありません。
【1万米ドルを買うときに必要な資金】

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「FXでは、「レバレッジ」を効かせた取引ができます。レバレッジとは「テコの働き」という意味で、小さな力で大きなモノを持ち上げるということ。レバレッジによって、証拠金の数倍から25倍までの外貨取引ができるのです。
レバレッジは「○倍」と表現され、元手の何倍で取引しているかを意味しています。
【レバレッジと取引金額の関係】

例えば、1米ドル100円のときに1万米ドルを取引する場合、元手が100万円ならレバレッジは1倍です。10万円ならレバレッジは10倍、4万円ならレバレッジは25倍となります。
また、元手は一定のまま、レバレッジを高めることによって取引金額を増やすことができます。10万円の元手で、1米ドル100円のときに1万米ドル (日本円で100万円相当) の取引をするならレバレッジは10倍、2万米ドル (日本円で200万円相当) なら、レバレッジは20倍となります。
最大何倍までのレバレッジが可能かはFX取引会社やコースごとに異なっており、レバレッジが高いほど、少ない元手で取引できることになります。レバレッジを効かせれば、少ない資金で大きな利益を手に入れることができますが、その分、大きな損失を被る可能性があることも決して忘れてはなりません。
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FXでは「為替差益」と「スワップ金利 (スワップポイント) 」という二つの利益を得ることができます。
FXで得られる「為替差益」を外貨預金と比較してみましょう。
【外貨預金とFXの損益の仕組み・イメージ図】

例えば1万米ドルに投資する場合、外貨預金でもFXでも為替の変動に対する損益は同じです。仮に為替レートが1米ドル100円から102円に値上がりした場合、利益は2円×1万米ドル=2万円、反対に1米ドル100円から98円に値下がりした場合、損失は2万円となります。
つまり、外貨預金で100万円の元手で1万米ドルの取引をした場合、2万円の利益や損失は元手の2% (手数料は除く) にあたります。しかしFXでは10万円で1万米ドルの取引をした場合、10万円の元手に対して、2万円の利益や損失はその20% (手数料は除く) にもなります。
また、通貨ペアの金利差の調整的な働きによって生ずる受払いのことを「スワップ金利 (スワップポイント) 」と呼びます。低金利通貨を売って高金利通貨を買った場合には、外貨預金と違って、毎日その調整分を受け取ることができます (取引する通貨によっては支払いが発生することもあります) 。
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FXの利益の一つ、「スワップ金利 (スワップポイント) 」は、外貨預金のような「金利○%」というパーセンテージではなく、通貨ペアごとに1日あたりの金額で表示されます。例えば豪ドル/円を1万通貨買うと、1日につき108円、1ヵ月で3,000円程のスワップ金利が得られます (※2011年6月29日現在。各国の金利変動によりスワップ金利は日々変動します。)
【スワップ金利の受け払い例】
円をベースに1万通貨「買い」のポジションを持っている場合
通貨 |
米ドル |
ユーロ |
ポンド |
カナダ |
豪ドル |
NZドル |
スイス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
スワップ金利 |
1円 |
32円 |
16円 |
20円 |
108円 |
43円 |
5円 |
※2011年6月22日現在。各国の金利変動によりスワップ金利は日々変動します。

通常、低金利通貨を売って高金利通貨を買った場合、スワップ金利は「毎日」受け取ることができますが、その反対の取引をした場合など、取引の仕方によっては、支払わなければならないケースもあります。また、日々、2国間の通貨の金利差や為替レートなどによって変動しているため、取引当初はスワップ金利を受け取れていたのに、その後逆転して支払わなければならないといったケースもあります。
しかし、通貨の組合わせによっては、高いスワップ金利を受取れるため、長期の運用でスワップ金利を増やしていく「スワップ派」と呼ばれる人たちも少なくありません。その場合には、多めの金額を資金として預けることでレバレッジを低く抑えたスタイルが一般的です。さらに、レバレッジを1倍にして、実質的に外貨預金と同じような使い方も可能です。
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多くの金融商品の取引で手数料などのコストがかかるように、FXでも「売買手数料」と「スプレッド」という二つのコストがあり、FX取扱会社や通貨ごとにコストに差があります。
【FXのコスト例 (米ドルの場合) 】
取引会社 | 売買手数料 |
スプレッド |
|
|---|---|---|---|
1,000通貨 |
1万通貨 |
||
A社 |
100円 |
500円 |
3銭 |
B社 |
取引不可 |
0円 |
2銭 |
※売買手数料やスプレッドはFX取引会社ごとや通貨ごとに異なります。
「売買手数料」とは、取引をするたびにかかる手数料のことです。1万通貨あたり500円といったように取引通貨単位で決められています。この手数料が無料のコースやFX取引会社もあります。
もう一つのコストが、「スプレッド」です。FX取引業者が提示する為替レートには二つあり、お客さまの「買い値 (オファー) 」とお客さまの「売り値 (ビッド) 」の二つの為替レートがあります。この二つの為替レートの差を「スプレッド」と呼びます。海外旅行どで外貨に交換する場合や外貨預金で外貨投資する場合は、お客さまの売り値はTTB、買い値はTTSで提示されますが、このTTB とTTSの差がFXではスプレッドにあたると考えればわかりやすいでしょう。
なお、FX取引会社や通貨によってスプレッドは異なります。
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FXはもちろん、他の金融商品の場合も含めて「投資は余裕資金で行う」ことが基本とされています。というのは、投資は利益を狙って行うものですが、ときには損失が出ることがあるからです。そんなときでも暮らしに影響のないお金で行うことが大切です。
【レバレッジごとの為替差損の違い】
(元手10万円、手数料などは考慮せず)
レバレッジ |
1倍 |
2倍 |
10倍 |
20倍 |
|---|---|---|---|---|
取引金額 |
1,000ドル |
2,000ドル |
10,000ドル |
20,000ドル |

為替レート |
為替差損 |
|||
|---|---|---|---|---|
99円 |
−1,000円 |
−2,000円 |
−10,000円 |
−20,000円 |
90円 |
−10,000円 |
−20,000円 |
90円到達前にロスカット |
90円到達前にロスカット |
取引金額を決める場合も同様に、まずは自分自身のお財布と相談しながら、為替差損を基準にして最悪のシナリオを描いてみることが重要です。具体的には、元手に対してどれくらいの為替差損であれば許容できるかを事前にシミュレーションしてみるといいでしょう。そのうえでいくら取引するかを決定してください。
なぜなら、FXでは、FX取引会社ごとに最小取引金額と最大取引金額が決められています。その範囲内でなら、ご自分の取引したい金額を自由に決めることができます。しかし、元手10万円で2万米ドルの取引をすると、レバレッジは20倍 (1米ドル100円の場合) 。コストを考慮しなくても5円為替レートが下がれば10万円の損失となるので証拠金はゼロ。それ以前にロスカットになってしまいます。このようにFXでは取引の自由度が高い分、自分自身でリスクコントロールをすることが重要なのです。最初のうちはレバレッジを低くして、取引額を押さえ、慣れてきてからご自分に合った取引スタイルを探すことをおすすめします。
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FXの利益は、税法上「雑所得」に分類されます。1月1日から12月31日までの1年間にFXの取引で得た利益 (為替差益とスワップ金利を合計したもの) から、取引手数料など必要な経費を差し引いた金額が雑所得です。会社員の場合でも雑所得が20万円以上あると、確定申告が必要になります。
税金、確定申告の詳細につきましては、必ずお近くの税務署もしくは専門家にお尋ねください。

税金の額については、1年間の所得の合計によって、税率が変わります。例えばFXで同額の100万円の利益を得た人がいたとしても、その人の給与所得が違えば、それぞれの税金も違ってきます。
給与所得などのすべての所得と、FXなどの雑所得を合計したものから、「所得控除額の合計額」を差し引いた金額を課税所得といいます。この額によって税率が決まります。
ちなみに、給与所得や所得控除額などは、源泉徴収票で確認することができます。

【税率 (所得税+地方税) の概算表】
2009年2月現在
課税所得金額 |
税率 |
|---|---|
195万円以下 |
15% |
195万円超330万円以下 |
20% |
330万円超695万円以下 |
30% |
695万円超900万円以下 |
33% |
900万円超1,800万円以下 |
43% |
1,800万円超 |
50% |
外国為替証拠金取引は、証拠金を預託することにより少額の資金で大きな金額のお取引を行うことが可能ですが、外国為替相場や金利の変動により預託した証拠金を上回る損失となる可能性があります。また、取引証拠金として、必要証拠金 (想定元本の4%[法人は1%又は4%]) 以上の金額が必要となります。取引レート、両替レート及びスワップ金利には売値と買値の提示価格に差 (スプレッド) が生じます。取引手数料は無料です。受渡手数料は1万通貨あたり500円です。顧客報告書発行手数料は無料 (郵送の場合は最大2,625円/1回) です。当社との契約形態は店頭外国為替証拠金取引となり、お取引に際しましては契約締結前に交付いたします「店頭外国為替証拠金取引説明書」等の内容を十分にご理解いただき、ご自身の判断と責任においてお取組みください。
セントラル短資FX株式会社
第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第278号
金融先物取引業協会 (会員番号1504)